史上最強のスカイラインながら・・・

 新型GT-Rが登場、再びスカイラインのヒストリーが注目されている。GT-Rを名乗ることはなかったが、その動力性能は歴代のGT-Rをしのぐレベルにまで高められ“史上最強”と呼ばれたスカイラインがあった。4気筒ツインカムのFJ20エンジンをインタークーラー付きターボで鍛え上げた“鉄仮面”だ。
 RSターボがGT-Rを名乗ることができなかったのは、ポテンシャルは十分に高かったが、GT-Rで必須とされていた6気筒エンジンではなく、コンパクトな4気筒エンジンを搭載していたから。この6代目の前期型は“ニューマン・スカイライン”の愛称もあったが、ファンは愛を込めて後期型を“鉄仮面”と呼んでいる。
・「鉄仮面」の名
 1983年8月 マイナーチェンジにより後期型へ。前後の意匠変更、大型バンパーの採用等を行う。RSの後期型は薄型ヘッドランプ、ラジエーターグリルレスのデザインにより「鉄仮面」と呼ばれた。パワーランバーサポート・パワーステアリング・パワーウインド・カセットコンポを装備した豪華仕様「2000ターボRS-X(DR30XFT型)」を追加。
 1983年10月には、日本初のAT専用グレードであるNAの豪華仕様「2000RS-X(DR30XFE型)」、および15インチアルミホイール、ブロンズガラス、専用ステッカーを装備する「2000ターボGT-E・S ポール・ニューマン・バージョン(HR30JFT型)」を追加した。
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4気筒は燃費にメリットあり

 当時のライバルは6気筒+ターボだったが、RSターボは4気筒+ターボ。滑らかな吹き上がりを身上とする前者に対して、荒々しさはあったが、それがまた良い、というのがファンの心情だろう。もう一つ、6気筒に対して4気筒の方には現実的なメリットもあった。それは4気筒の方が燃費的には好都合だったこと。 
 難しい話をするなら、6気筒の方が機械的損失が大きい、ということになるのだが、単純にトルクが太いことも燃費には好影響。普段の街乗りで8km/L近くは伸びていた、との声もある。さすがに20km/L近い好燃費なんてどだい無理な話で、予想よりは、のただし書き付きだがRSターボは好燃費なクルマだった。

インタークーラー付きTCターボ

 1984年2月 インタークーラー搭載モデルである「2000ターボインタークーラーRS/RS-X(DR30JFS/DR30XFS)」を追加。このモデルは「ターボC」と呼ばれる、RS-XターボCでは、前述のハイタッチモケット仕様の内装が選択可能となった。インタークーラー付きFJ20ET型エンジンはグロス表示ながら205ps/6400rpm、25.0kgm/4400rpmを発生させ、いまだに根強いファンを持つ。
 1984年8月 エンジンの点火系を変更した「プラズマスパークシリーズ」を発売。最強のエンジンでイージードライブが可能になった「2000ターボインタークーラーRS-X A/T(DR30XAS型)」、および「2000ターボGT-E・II(HR30HFT型)」が追加された。
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Copyright © 2008 日産スカイラインRSターボ(GT-Rになれなかった伝説の名車「鉄仮面」)